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インタビュー : 富士通次期社長、携帯電話・パソコンの戦略再構築に意欲 [富士通]

2008年6月4日(水)07:28


(ロイター)


 [東京 3日 ロイター] 富士通<6702.T>の次期社長に内定している野副州旦(のぞえ・くにあき)・経営執行役副社長は3日、ロイターのインタビューに応じ、携帯電話機とパソコン事業について「今後どうしていくか早急に考えていく必要がある」と述べ、戦略の再構築が必要との認識を示した。

 野副次期社長は携帯電話とパソコンについて「今すぐどうこうしなければいけないわけではない」として事業を継続する方針を示したが、両事業ともコモディティー(汎用品)化に伴う競争激化を背景に、商品形態の見直しの必要性などに言及した。

 主力事業であるIT(情報技術)サービスは、英国での成功モデルを活用し、グローバル化を推進する考えを強調した。3月に分社化した半導体事業については「半導体が富士通グループにどう貢献するかが重要。(他社との提携など)手段は半導体分社の中の施策として決めるべき」と語った。野副氏は6月23日に社長に就任予定。

 インタビューの詳細は以下の通り。

 ──社長内定を発表した3月の会見で、富士通の課題としてグローバル化を挙げた。

 「英国の子会社、富士通サービス(FS)は、大型の政府案件を中心にアウトソーシング(業務の外部委託)が大きな収益を上げるまで成長した。蓄積したノウハウ、技能は相当な財産。(成功の)モデルを各国・地域に合わせた形に直してグローバルに展開することが一番の近道だ。オーストラリアやアジア、欧州でもアウトソーシングの需要が高まっている」

 ──昨年はスウェーデンのITサービス企業を買収した。フランスのIT大手の敵対的買収にも動いた(結果は失敗)。M&A(合併・買収)に意欲的に見えるが。

 「FSに事業を拡大したいという狙いがあり、フランス市場で競争力強化に動いたのは事実。M&Aが有効な手段であることは否定しないが、M&Aありきで、売り上げを増やすことだけを目的にやるつもりはない。(買収先を)本当にマネージできることが重要。富士通グループに友好的に入ってきて、全体の数字の底上げにつながることが判断の基準」

 ──携帯電話、パソコンはコモディティー化が進み利益を出しにくくなっていかないか。

 「2007年度は携帯電話とパソコンは大きな収益が出て、07年度の好決算につながった一つの要因になった。携帯電話は、NTTドコモ<9437.T>と一緒に成長させてもらったから、ドコモ向けを最重要課題としてやっていきたい。携帯電話はソリューションの道具として使えるようになったら付加価値がつく。パソコンは競争が激化するだろうし、コモディティー化するかもしれない。携帯電話、パソコンで構成するユビキタス事業の責任者に話を聞こうと思っている」

 ──分社化した半導体事業の収益性を上げるために他社に製造委託する考えは。

 「分社化した半導体事業が富士通グループにどう収益貢献するかが重要。その手段としてファウンドリー(半導体受託製造会社)を使うなら、(分社化した)富士通マイクロエレクトロニクスが経営の施策として決めるべきこと」

 ──(次世代製造プロセスの)32ナノメートルでの他社との提携はいつまでに決めるべきか。

 「今の時点では全く決まっていない。それがベストな成長の手段であるかどうかを検証していくため、その前のステップとして分社化した。市場変化もあるし、競争環境は激化していくので、悠長にしていられない。早い(時期に)結論を出すだろう。半導体に精通した人達に決めて欲しいということだ」

 インタビューアー : 浜田 健太郎記者、根岸 真由美記者
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