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スタバ無線LANサービス、メールやIDパスがダダ漏れ? [無線LAN]

2012年7月2日、スターバックス店舗内で、完全無料の公衆無線LANサービスが開始された。現在(2012年7月末現在)のところ、対象店舗は東京23区内の約200店舗に限られているが、今年中に全国850店舗に拡大する予定だ。大手コーヒーショップチェーンで、これほどの規模で無料の無線LANサービスが提供されることは前例がない。

 現在、無料対象の店舗以外でパソコンで無線LANを使おうとすると、NTTドコモの「docomo Wi-Fi(Mzone)」や「フレッツ・スポット」「Wi2 300」といった有料の公衆無線LANサービスと契約している必要がある。だが、全店でサービス展開が実現した暁には、有料の公衆無線LANサービスを契約する必要がなくなる。既存の公衆無線LANサービスを展開する事業者にとっては、大きな脅威だろう。

 また、無線LAN自体の性能も最新サービスにふさわしく、最速の規格である「IEEE 802.11n」に対応しているのがポイントだ。一般的な有料の公衆無線LANの規格は、「IEEE 802.11a/g」が主流だが、理論値が最大54Mbpsという速度しか出ない。「IEEE 802.11n」は最大理論値が300〜450Mbpsと非常に高速だ。

利用方法は簡単。メールアドレスとパスワードを登録するだけで使える。
データが暗号化されていない!

 このように、速くて快適、しかも無料! と良いことずくめのように見えるこのサービスだが、実は、従来の有料の公衆無線LANサービスと決定的に違う点がある。それは、無線LANのセキュリティの仕組みである「WEP」を採用していない、ということだ。

 WEPは「WEPキー」と呼ばれるパスワードを設定し、データを暗号化してやりとりする。一般的な公衆無線LANサービスのほとんどは「WEP」が設定されており、無線LANに接続する際は、事業者が指定する「WEPキー」を入力して接続を行い、その後、自分のユーザーID、パスワードをWebブラウザーから入力して利用するのが一般的だ。


しかし、スターバックスの新しい無料の無線LANサービスは、アクセスポイントにパスワードなしで接続できてしまう上、データは暗号化されない。この無線LANサービスを提供するのはワイヤ・アンド・ワイヤレス社。同社のWebページ(http://starbucks.wi2.co.jp/pc/index_jp.html)の「Free Wi-Fi Service」のセキュリティに関するページでは暗号化を行っていないので、「無線区間での通信内容の傍受とアクセスポイントのなりすましの危険性があります」と注意を促している。

セキュリティに関する注意事項。「自衛せよ」と書いてあるが初心者には難しい内容だ。
暗号化されていないと何が問題になる?

 それでは、データが暗号化されていないと何が問題になるのだろうか? 

 1つはデータの傍受である。例えば、メールやWebサービスのユーザーIDやパスワード、メールデータやアクセス先の社内システムなどの個人情報、機密データなどが何者かに傍受され、データが盗み見される危険がある。

 この手法にはいくつかの方法がある。直接電波を傍受して盗聴する方法もあるが、その公衆無線LANサービスと同じ「SSID」(無線LANのネットワーク名)を設定したパソコンを近隣に用意し、間違ってユーザーがその「おとり」アクセスポイントに接続することで、データを丸ごと盗む、という手法もある。

 だが、公衆無線LANの通信経路が暗号化されていなくても、データが保護される場合がある。それは、Webブラウジングやメールといったサービス上で、サーバーとの通信自体が暗号化されているケースだ。この場合の暗号化方式には、一般に「SSL」という仕組みが使われる。「SSL」はWebブラウザーやメール、主要なクラウドサービスなど、さまざまなサービスに利用されている。この方式で通信を行っていれば、無線LANを流れるデータそのものが暗号化されているため、万一傍受されても内容が流出する危険はない。



 たとえば、Webブラウザーで「SSL」による暗号化通信を行っている場合は、URL欄に表示されているアドレスが「http://」ではなく、「https://」で始まる文字列になっていたり、アドレスバーに鍵マークが表示されている。だが、Internet ExplorerやFirefoxなど、ブラウザーの種類によって表示が異なるため、しっかりと判別方法を知っておく必要がある。

 ただし、厄介なのはメールだ。メールサーバーと暗号化通信を行っているかどうかは、メールソフトの設定画面を開いて、「SSL」で通信しているかを確認するしかない。「Windows Liveメール」やMacの「Mail」などを利用する場合、設定はほぼ自動的に行われる。その内容はある程度知識のあるユーザーでないとわからないだろう。


通常の接続かSSLによる暗号化通信の状態かの区別は、Internet Explorerの場合、アドレスバーの先頭の文字列、鍵マークの有無で判断するしかなく、非常にわかりにくい。

 ちなみに、Windows Liveメールでは、ツールバーから「プロパティ」を選んで「詳細設定」を開き、「このサーバーはセキュリティで保護された接続(SSL)が必要」がチェックされているかどうかを確認する。チェックが入っていれば暗号化されているということになる。



実は、元々危なかった公衆無線LAN

 このように、スターバックスの無料公衆無線LANは、無線の通信経路そのものが暗号化されていないため、ユーザーは自前でデータの暗号化に配慮しなければならない。このような仕様について、ユーザーからは

 「あまりにもあっけなくつながってしまうが、安全なのか?」
 「データ盗聴が怖い」

など、不安の声が続々とあがっている。データの暗号化をユーザー側に委ねるというシステムを問題、と感じるユーザーは多いだろう。

 だが、実を言えば、一般の公衆無線LANサービスで使われている「WEP」も、形こそ暗号化されているものの、すでに脆弱性が発見されており、アンダーグラウンドで出回っているツールを使って「WEPキー」を簡単に解読できてしまう。悪意あるユーザーにとっては、「WEP」の暗号化など無いに等しい。

 しかも、公衆無線LAN事業者が使う「WEPキー」は、事業者ごとに全国共通であり、どのサービス(事業者)がどのキーを使っているのかは周知の事実と化している。つまり、ツールを使って「WEPキー」を解析する必要すらないという無防備な状態で、「WEP」を導入していようがしていまいが、危険度にさほど変わりはない。スターバックスの無線LANだけではなく、ほぼすべての公衆無線LANサービスが危ないのだ。

 ちなみに、無線LANのセキュリティ規格で見ると「WEP」は最も古い規格であり、かつてはWEPが盛んに使われていた時代もあった。しかし今では、家庭や企業では、脆弱性があるのでできるだけ使わないのが通例だ。一般には「WEP」ではなく、「WPA」や「WPA2」という、より安全なセキュリティ方式が使われる。

【無線LANのセキュリティ方式】




 しかし、不思議なことに、公衆無線LANでは「WPA」や「WPA2」が使われることは少ない。


この理由は、「WEP」しか利用できない「ニンテンドーDS」などの一部のゲーム機に対応するためだ、と表向きに言われている。しかし実際には、全国に何千カ所もある無線LAN設備を変更するだけの予算が、公衆無線LAN事業者にないのでは? という疑惑を抱く専門家も多い。

 いずれにせよ、公衆無線LANは決して安全ではない。スターバックスのサービスは、改めてその事実を浮き彫りにしたものといえる。この問題を頭に入れた上で、機密性の高いデータのやりとりは、できるだけ行わないようにしたい。

 どうしても必要な場合は、企業との接続にVPN(仮想プライベートネットワーク)という暗号化の仕組みを利用したり、「SSL」による暗号化でやりとりを行うように「自衛」する。これが現実の公衆無線LANの正しい使い方と言える。
(文=池田冬彦)



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公衆無線LAN、変わる勢力図 “老舗”は撤退・縮小も [無線LAN]

外出先でスマートフォン(スマホ)やタブレット(多機能携帯端末)、パソコンなどをインターネットに接続できる公衆無線LANサービスの勢力図が変わりつつある。スマホのネット接続環境の整備を進める携帯電話事業者3社が公衆無線LANの設置場所(アクセスポイント=AP)を数十万局規模に増やす一方、スマホが普及する以前から公衆無線LANを展開している“老舗”事業者の中には撤退するところも出始めている。

■ライブドア、「山手線内カバー」生かせず




4月末でのサービス終了を告知する「livedoor Wireless」のウェブサイト
 NHNジャパン系列のデータホテル(東京新宿)が提供している公衆無線LANサービス「livedoor Wireless(ライブドア・ワイヤレス)」は4月30日にサービスを終了する。同サービスは旧ライブドアが2005年12月に開始。東京・山手線内の電柱に、当時としては異例の2000局を超すAPを幅広く設置して話題を呼んだ。このほか、喫茶室ルノアールや東京大学、京都大学、早稲田大学などにもAPを展開していた。

 しかし、サービス開始がスマホの普及以前だったほか、ここ数年は月額525円という料金が競合他社より割高で、需要を喚起できなかった。APへの中継回線(バックホール回線)に光ファイバーを借りるなど運用コストの負担も重かったようだ。

 同業他社からの乗り入れ(ローミング)接続を受け入れたり、大学キャンパスへのAP設置を進めたりしたが巻き返しは難しかった。NHNジャパンの傘下となった後の11年12月にAPなどの設備をKDDIへ無償譲渡しており、今回サービス自体も終了する。

 ライブドア・ワイヤレスのサービス終了後、一部のAPはKDDIグループが「au Wi-Fi SPOT」「Wi2 300」のAPとして引き続き利用する。現在ライブドア・ワイヤレスのAPをローミングサービスとして利用しているワイヤレスゲート(東京・品川)の「ワイヤレスゲート」は、12年12月からWi2 300へのローミングを始めており、大きな影響はないとみられる。

■NTTコム、ローミング主体へ移行図る

 NTTコミュニケーションズ(NTTコム)の公衆無線LANサービス「OCNホットスポット」もサービスを大幅に縮小している。同サービスは02年5月に開始。東京メトロや都営地下鉄の駅、主要空港、タリーズコーヒー、プロント、モスバーガーの店舗など、ピーク時には4000局以上のAPを展開していたが、2月中旬時点で約1100局まで減少。当初は誰でも利用できるサービスだったが、12年11月末に同社のプロバイダーサービス「OCN」契約者限定のサービスに再編していた。13年7月末には提携他社からのローミング受け入れを打ち切る。




公衆無線LANサービスを「OCNホットスポット」に集約し、サービスプランを一部廃止することなどを告知するNTTコムのウェブサイト
 中継回線を全て光ファイバーとし、高速なネット接続ができることを目玉に有料サービスとして収益を上げる事業モデルだったが、「携帯各社が実質無料の公衆無線LANを展開する中、事業モデルが厳しくなっている」(NTTコム)。

 NTTグループではNTT東日本・西日本やNTTドコモも公衆無線LANサービスを展開しており、グループ内競合が課題となっていたという背景もある。近年はNTT東西やドコモがAPを大幅に拡充する一方、NTTコムはAPの新設を控えていた。

 サービスの今後については明らかにしていないが、「APが減少しているのは事実」(NTTコム)と認めている。12年のプラン再編時には、新たにソフトバンクテレコムの「BBモバイルポイント」を追加料金なしで利用可能としており、今後APの設備更新などのタイミングに合わせ自社設置分のAPを段階的に廃止し、他社ローミングを中心としたサービスへの移行を図るとみられる。

■グループ内で事業を順次整理

 このほか、BBモバイルポイントもピーク時に約4300局あったAPが、現在は約4100局と微減傾向にある。「主要な設置店舗であるマクドナルドが店舗網の整理によって減少したのが原因」(ソフトバンクテレコム)のようだ。近年のAP新設は、ほぼマクドナルドの新店舗に限られており、エリア拡充に向けた営業活動もしていないとみられる。

 グループ会社のソフトバンクモバイルが提供する「ソフトバンクWi-Fiスポット」は約35万局とAPを大幅に拡充しており、最近ではパソコンでの接続や1日利用にも対応している。今後はソフトバンクWi-Fiスポット中心に、グループ内の公衆無線LAN事業を順次整理していく意向とみられる。

 これらの各社は、中継回線に使う光ファイバーの敷設工事費や使用料のほか、電柱や駅構内などにAPを設置する際にかかる施設使用料といった固定費の負担が大きかった。このためAPを数千局規模から増やすのが難しく、競争力が低下する原因となっていた。初期に設置したAPが更新時期を迎えつつあり、大規模な追加投資をしてAP網を更新しても今後の展望が見込めないと判断したとみられる。

■AP拡充とコスト抑制の両立に知恵絞る

 一方、ここ数年で公衆無線LANサービスを開始、もしくは大幅拡充した各社は、維持コストが過大にならないよう知恵を絞っている。携帯3社の公衆無線LANは、ソフトバンクモバイルの「ソフトバンクWi-Fiスポット」が35万局、KDDIの「au Wi-Fi SPOT」が22万局、NTTドコモの「docomo Wi-Fi」が7万2000局と、それぞれAPを大幅に拡充している。

 この3社は中継回線にLTEや3G、WiMAXなど自社の携帯電話回線を採用。光ファイバーの敷設工事費や月額料金といったコストを抑えたほか、APを年間10万局以上の速いペースで展開可能とした。ただし、こうしたAPは中継回線が光ファイバーのAPより通信速度が遅い傾向にあり、ユーザーからは不満の声も出ている。今後、ユーザーの増加や通信方式の高速化に合わせて、大量に設置したAPを適切に増強・更新できるかが課題となりそうだ。

 携帯3社以外の公衆無線LAN事業者もコスト削減に努めている。例えばNTT東日本とNTT西日本の「フレッツ・スポット」は、飲食店や物販店の店内にAPを設置する場合、中継回線に使う光回線「フレッツ光」の月額料金を原則として各店舗の負担にしている。

 関西電力系のケイ・オプティコムが展開する「eoモバイル Wi-Fiスポット」は、市街地に電線と並行して敷設した自社の光ファイバーに小型のAPをぶらさげる形で設置。電柱にAPを取り付けずにすむため電柱の施設使用料を抑えられる。施設使用料のかかる駅構内やコンビニ店内へのAP設置を極力避け、近隣の光ファイバーに取り付けたAPからの電波でカバーするよう考慮しているという。

(電子報道部 金子寛人)


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駅全域で無線LAN JR東、構内に共通回線を整備 まず東京駅で導入へ [無線LAN]

 東日本旅客鉄道(JR東日本)は駅構内の通信や防犯カメラなど複数のシステムを統合する次世代ネットワークを導入する。これまで個別に構築・運用していた各システムを共通のネットワークで統合。駅構内全域で高速無線通信が利用できるようになるほか、同社が電車の遅延情報などを乗客のスマートフォン(スマホ)などにリアルタイムで配信できる。2~3年後をメドにまず東京駅での導入をめざす。




駅の最新の情報を直接ユーザーのスマートフォンなどに配信できる
 JR東が14日から都内で開いた技術開発展示会で発表した。新たに導入するネットワークは「オープンフロー」と呼ばれる次世代通信制御技術を活用。構内放送用の装置、防犯カメラ、時刻案内表示機器などのシステムを統合し、一括して制御・管理する。新たなネットワークは既存の各システムに悪影響を与えず、設備ごとに安全性の高い通信経路が構築できるという。新ネットワーク基盤構築への投資額は数億円を見込む。

 同社はこれまで駅構内のデータ通信や防犯カメラなどのシステムを別々に構築・運用していた。このため「個々のシステムごとに使用するケーブルが膨大で、保守にも手間がかかっていた」(JR東日本・東京電気システム開発工事事務所の情報制御調査グループの杉山英充氏)という。




共通ネットワークにより駅構内の様々な設備やシステムを一括制御する
 新ネットワーク導入により駅の利用者に提供する高速無線通信の利用環境が大幅に広がる。現在は公衆無線LAN(Wi-Fi=ワイファイ)が自動販売機やキオスク周辺、店舗エリアなど駅の一部で利用できるが、新ネットワーク導入後は駅構内全域で使えるようになる。

 2013年度中にまず東京駅で実証実験を実施し、2~3年後をメドに導入。以後、対応駅を順次増やす考えだ。

 新ネットワークを導入することで駅の情報をサーバーなどで集約。構内の表示端末や駅の利用者のスマホに簡単に情報提供できるような環境も整う。スマホなどの利用者が専用アプリをダウンロードすれば、JR東が配信する電車の遅延情報や地震・火災などの異常時の案内などを直接受信できるようになる。

 新ネットワーク導入はJR東の業務効率化にもつながる。これまでは監視カメラや防災システムなど各設備ごとにケーブルを配線する必要があったのに対し、共通基盤に統合すれば老朽化設備の取り換えや設備の更新が迅速化でき、費用の低減にもつながる。




乗務員タブレット「スマートクルー」は最新の情報を乗務員に一斉配信できる
 今回の技術開発展示会では、クラウド技術を応用した鉄道情報利用プラットフォーム研究の一環として、乗務員向けタブレット(多機能携帯端末)「スマートクルー」システムも紹介した。電車の遅延情報などはこれまで当直の駅員がファクスで各駅に配信していたが、同システムを導入すれば駅員のタブレット端末にリアルタイムで配信できるようになる。すでに実証実験を終え、今年の10月から一部の駅で導入する計画だ。「新たな共通基盤ネットワークを導入することで駅員どうしの情報伝達が効率化できる。電車の制御システムなどにつなげる可能性もある」(杉山氏)という。

(電子報道部 杉原梓)


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国道、地下鉄、駅前広場…増殖する無料公衆無線LAN [無線LAN]

 スマートフォン(スマホ)やタブレット端末、パソコンをインターネットに接続する通信回線として、無料で使える公衆無線LANのサービスを拡充する動きが相次いでいる。国土交通省は、全国の国道に沿って敷設した光ファイバーを活用し、一般消費者が利用できる公衆無線LANの親機(アクセスポイント=AP)を道路沿いに整備する実証実験を始める。東京地下鉄(東京メトロ)は、駅構内に設置済みのAPを活用し、新たに無料の公衆無線LANサービスを展開。東京都三鷹市も、三鷹駅前と周辺の商店街一帯でAPを整備する。災害時の連絡手段として公衆無線LANを活用するほか、周辺の商店や観光地の活性化を図る狙いもある。


■国道沿いにAP設置 災害時のインフラ確保





国土交通省は東京・秋葉原周辺の国道17号線で、沿道に公衆無線LANのアクセスポイントを設置する(国交省の発表資料から抜粋)
 国交省は、東京・秋葉原付近の国道17号線沿道にAPを新設し、一般消費者に無料で提供する実証実験を、2月18日から3月中旬まで展開する。今回の実験では、万世橋交差点-神田明神下交差点間の300メートルで、7カ所の街路灯にAPを設置。一般消費者が無料でインターネットに接続できる信号(SSID)、道路管理者専用の信号、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルの各社が展開する有料の公衆無線LANサービスの信号を発信する。同省によると、国道に付随する街路灯などの設備にAPを設置するのは国内初という。


 国交省が公衆無線LAN整備に乗り出す狙いは、災害発生時の被災状況把握の円滑化にある。国交省は各地の建設会社と、災害時に各地の被災状況を調査・報告してもらう協定を締結している。しかし東日本大震災の際は、携帯電話回線が長時間にわたり混雑したため状況把握に遅れが生じた。


 一方、国交省が管理している全国の国道には光ファイバー網が敷設済みで、行政機関相互の連絡などに利用している。この回線は東日本大震災の際も混雑することなく運用できていた。同回線を公衆無線LANの中継回線として活用することで、災害時も使える通信インフラの整備を目指す。


 具体的には、被災状況を撮影した写真を伝送するなどして状況の把握をしやすくするほか、一般消費者も交流サイト(SNS)やインターネット電話などで家族との連絡に使えるようにする。平常時にも、道路の管理業務用端末の通信インフラとして公衆無線LANを活用するほか、民間の公衆無線LAN事業者と連携してスマホなどの通信環境を充実させる。





東京メトロは、駅構内で無料の公衆無線LANサービスの試験展開を始めた。写真は専用アプリで表示されるポータルサイトの画面
 国交省は今回の実証実験で、平常時や災害時に公衆無線LANがどの程度有効活用できるかを検証する。併せて、「今回は無料サービスを提供するが、実用化した場合の運営コストとその負担のあり方を今後検討していく」(国交省関東地方整備局の池田豊人道路部長)考えだ。


■東京メトロ、駅構内のAPを無料開放


 東京メトロは、乗客が無料で使える公衆無線LANの試験サービス「MANTA(マンタ)」を、14日から7月31日までの予定で始めた。当初は銀座線の全駅と大手町、日比谷、新宿、池袋など計31駅の構内で始め、他の駅にも順次展開していく。


 乗客はMANTAの専用アプリをスマホにインストールすることでインターネットに接続できる。MANTAの接続時にはポータルサイトをスマホの画面に表示し、乗客が現在いる駅の時刻表や構内図、各線の不通や遅れなどの運行情報、ニュース、沿線の商店や観光地、イベントの案内といった情報を配信する。インターネット接続中は、スマホのブラウザーから各種サイトにアクセスしたり、スマホの各種アプリを使ったりすることも可能だ。

 東京メトロは既に、他社管理駅など一部を除くほぼ全駅の構内に公衆無線LANのAPを設置済み。NTTコミュニケーションズ、NTTドコモ、NTT東日本、ソフトバンクモバイルの各社が提供する有料の公衆無線LANサービスが利用可能だ。これと並行する形で新たに無料サービスを展開する狙いについて「沿線の店舗やイベントなどの情報に乗客が触れる環境を用意し、メトロに乗って出かける機会を増やしたい」(東京メトロ)としている。


 無料のネット接続は1回あたり15分、1日あたり5回まで。「乗客が駅構内にとどまる時間が15分を超えることはほとんどなく、乗り換えを加味しても1日5回あれば十分と考えた」(東京メトロ)としている。無料回線を長時間占有する行為を防ぐほか、有料サービスとのすみ分けを図る狙いもあるとみられる。


 鉄道の駅構内における無料公衆無線LANとしては、福岡市交通局が市営地下鉄の全駅で提供しているほか、JR東日本も首都圏の主要駅で順次サービスを展開している。京都市交通局も13年度から市営地下鉄で無料サービスを始める予定だ。これらは主に外国人観光客を対象とし、通信インフラと観光情報の提供を図っている。日ごろから地下鉄を利用している地元の乗客を対象とする無料公衆無線LANは珍しい。


駅構内で使える主な無料公衆無線LAN 鉄道事業者 設置駅 提供開始 無料ネット接続の内容
福岡市交通局 福岡市営地下鉄の全駅 12年4月 1回あたり15分、回数無制限
JR東日本 山手線内と舞浜、成田空港など首都圏主要駅 12年10月 1回あたり3時間、回数無制限
東京メトロ 主要駅と銀座線全駅など31駅、以降順次拡大 13年2月 1回あたり15分、1日5回まで
京都市交通局 京都市営地下鉄の全駅を予定 13年度 1回あたり3時間、回数無制限



■三鷹市、駅周辺にAP100カ所





東京・三鷹のJR三鷹駅南口。東日本大震災の際は、駅前に多くの帰宅困難者が集まっていたという(まちづくり三鷹提供)
 三鷹市は、同市が出資する第3セクターの「まちづくり三鷹」を通じて、三鷹駅南口の駅前と周辺の商店街に無料の公衆無線LANサービス「Wi-Fi三鷹」を展開する。まず三鷹駅前のバスターミナル付近など4カ所にAPを設置し、18日にサービスを始める。近隣店舗にもAPの設置を働き掛けており、「既に15店舗がAP新設で合意済み。3月末までに30店舗、将来は100店舗に拡充したい」(まちづくり三鷹)


 Wi-Fi三鷹は東京メトロと同様、接続時にポータルサイトを表示。AP設置店舗のセール情報や割引クーポンなどを配信する。駅周辺には三鷹の森ジブリ美術館などの観光地があることから来訪者が多いものの「駅前のバスターミナルでバスに乗る人が多く、商店街への波及効果は限定的」(まちづくり三鷹)。このためバスターミナルに公衆無線LANを整備し、商店街の情報を提供することで、商店街への集客を図る。インターネットへの接続は1回あたり20分間で、1日あたりの回数制限は設けていない。





「Wi-Fi三鷹」では、まず三鷹駅南口のバスターミナルと駅前の目抜き通りで無線LANが使えるよう、アクセスポイントを整備した(まちづくり三鷹提供)
 このほかWi-Fi三鷹は、国交省の取り組みと同様に災害時のネット接続回線を確保する狙いもある。東日本大震災の際、三鷹駅周辺には帰宅困難者が多数集まったものの、鉄道やバスの再開状況といった情報がほとんど得られず混乱していたという。こうした経緯から、災害時の通信インフラとして公衆無線LANを確保できるよう、駅前にAPを整備した。


 既に整備済みのAPの費用は総務省からの補助金を充当しており、13年度以降の運営費用は三鷹市で予算計上する方針。店舗へのAP設置については、設置店に一定の費用負担を求める。


(電子報道部 金子寛人)


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簡単・快適!スターバックスで使える無料の公衆無線LANサービス「at_STARBUCKS_Wi2」を使ってみた【レポート】 [無線LAN]

at_STARBUCKS_Wi2を試してきた!


ちょうど1週間前の2日(月)からコーヒーチェーン店「スターバックスコーヒー」の各店舗で無料で利用できる公衆無線LANサービス「at_STARBUCKS_Wi2」が開始されました。

公衆無線LANサービスを展開するワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)が提供するサービスで、まずは、都内23区内の多くの店舗でサービスを開始しており、今後、全国店舗に展開する予定となっています。

今回は、このat_STARBUCKS_Wi2を試してきましたので、その様子をレポートしたいと思います。無料だけに、通信速度はちゃんと出るのか?Web閲覧などで制限があるのか?など、気になる点を紹介していきます。

■事前に登録を行なっておこう!
利用するには、ユーザー登録が必要となります。登録は、スターバックス店内の無線LANに接続して、その場で行うことはできないので、事前に行なっておくほうが良いかもしれません。

ただし、スマートフォンなどでも登録は行えるので、私が登録したときにはすぐに登録できましたので、急に利用したくなって店内に着いてからスマートフォンなどで登録するといったこともできなくはないと思います。

登録は、at_STARBUCKS_Wi2の公式ページに行き、手順通りに進めれば簡単にできます。ひとまず、スマートフォンで行った流れを以下にまとめておきますね。



at_STARBUCKS_Wi2の公式ページで「ご登録はこちら」をタップし、メールアドレスとパスワードを入力して、「利用規約に同意する」にチェックしてから「確認」をタップします。



メールアドレスが間違ってなければ「申し込み」をタップすると、仮会員登録が行われたことが表示されます。



入力したメールアドレス宛に「仮会員登録完了のお知らせ」のメールが届くので、記載されている認証URLをタップしてWebブラウザーで開き、本会員登録を観葉します。


登録作業はこれだけです。ものの数分でできますし、メールアドレスだけでいいのはいいですね。

登録ページなどの公式ページは、日本語だけでなく、英語もあり、カスタマーサポートなども日本語と英語で行なってくれるそうです。

その他、対応店舗には「Starbucks Wi-Fi Service」リーフレットが置いてあるそうなので、詳しくはそちらを参照してみてください。そういえば、すっかり忘れていて、リーフレットを探すのは忘れていました……。使うだけなら非常に簡単なのでたぶん必要ないですけど。


■いざ、スターバックスに行って使ってみよう!
登録したので、さっそく、スターバックスに行ってみました。今回は、スターバックス・コーヒー明大前店で試しました。

現在の利用可能店舗はサービス開始時(2012年7月2日時点)に都内23区のスターバックス店舗227店舗(2012年3月末時点)のうちの約200店舗とのこと。つまり、23区内でも27店舗は対応してないようですので、注意してください。また、今後については、年内に全国955店舗(2012年3月末時点)のうち約850店舗へ展開する予定だそうです。

「つ」な関西人の観察日記:スタバの無料公衆無線LANサービス「at_STARBUCKS_Wi2」を色々と検証してみた。によると都内23区内の東京メトロ駅構内店舗やTSUTAYAのようなFC店などの店番2000番台が利用できない店舗だとのことです。

なお、利用可能な店舗には以下のような目印にステッカーが貼られており、わかりやすくなっています。



利用可能店舗に貼られているステッカー。


利用方法も非常に簡単です。公式ページに利用方法が記載されていますので、見ておくと良いですが、パソコンやスマートフォンなどの無線LANをオンにして、at_STARBUCKS_Wi2というアクセスポイントに接続し、Webブラウザーを起動してどこかのWebページを開こうとするとログインページが表示されるので、登録したメールアドレスとパスワードでログインすれば、利用できるようになります。流れとしては、以下のような感じです。



無線LANをオンにするとat_STARBUCKS_Wi2というアクセスポイントが出てくるので、セキュリティはなにもかかっていないので、すぐさまat_STARBUCKS_Wi2をタップして接続します。



接続したら、Webブラウザーを起動してどこかのWebページを開こうとするとログインページが表示されるので、ログインしましょう。


これでもう普通にインターネットが利用できます。無線LANとしては、IEEE802.11b/g/n準拠で、店舗によってかもしれないですが、2.4GHz帯だけでなく、5GHz帯も利用できる模様。

ネットワーク環境としては、10.4.135.xxxというプライベートアドレスが割り当てられ、ポート制限やサイト閲覧制限などもほぼないようで、試した限りではWebページ閲覧で見れなかったというページはありませんでした。動画なども閲覧できていました。

また、時間制限もないということで、店内が混んでいる場合は別の理由で長居しないほうがいいかなとは思いますが、店内が空いているなら長時間利用もできそうです。



ネットワーク環境の一部を「診断くん」で確認したところです。


通信速度も「speedtest.net」と「RBB TODAY SPEED TEST」というアプリでそれぞれ試してみましたが、下りも上りも10~20Mbps程度出ていて、バックボーンもきちんと光回線となっているようで、非常に快適に利用できていました。



速度測定の結果です。


また、例えば、パソコンとスマートフォンで同時に利用したいといったような複数台同時ログイン・同時接続も可能でした。今回は、スマートフォン2台で試していますが、端末がなんであれ、大丈夫でしょう。



複数台同時利用も可能!


ちなみに、ログイン後にリンクされている「My Page」にてパスワードの変更やFAQの閲覧ができるようになっています。

無線部分がWEPなどの暗号化がまったくされていないなどの心配はありますが、速度も出ており、時間制限やサイト制限などもないためかなり快適に利用できそうです。早く23区以外の全国での対応が進むとありがいたいですね。

この他、at_STARBUCKS_Wi2に加え、Wi2の公衆無線LANサービス「Wi2 300」も同じ店舗で提供されるということなので、Wi2 300のユーザーは新しくat_STARBUCKS_Wi2の登録はログインをしなくても使えるようです。


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スターバックスが無料の公衆無線LAN、7月にまず都内200店で 中継回線は光ファイバー、年内に全国展開 [無線LAN]

 スターバックスコーヒージャパンは、東京23区内の約200店舗で無料の公衆無線LANサービスを7月2日に開始する。来店客がスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)やタブレット端末、ノートパソコンなどを使い、店内で高速のインターネット接続環境を使えるようにすることで利便性を高め、来店促進につなげる考え。まずは東京23区内にある227店舗のうち約200店舗でサービスを開始。2012年末をめどに、全国995店舗のうち約850店舗に拡充する。



無料の公衆無線LANサービスを展開している店舗は、店頭に目印のロゴマークを掲示する
 サービス名は「at_STARBUCKS _Wi2」。KDDIグループの公衆無線LAN事業者であるワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)が店舗内にアクセスポイントを設置する。無料サービスのほか、Wi2が会員向けに提供している有料の公衆無線LANサービス「Wi2 300」も利用可能となる。

 利用者は店頭でスマホなどを使い、同サービスのアクセスポイントに接続する。初回利用時はメールアドレスを登録する手続きが必要だが、2回目以降はアクセスポイントに接続するだけでインターネットを利用可能になる。

 アクセスポイントからインターネットにつながる中継回線には「原則として光ファイバーを採用している」(Wi2)といい、中継回線にモバイルWiMAX(ワイマックス)や携帯電話などを使う無線LANサービスよりも、高速かつ安定した通信ができる。無線LANはIEEE 802.11a/b/g/n方式に対応する。

 サービス開始当初は、インターネットの利用時間に制限を設けない。「無料の公衆無線LANにより来店者の利便性を高めたいという狙いがある一方、座席を長時間使う人が増え『もっとゆったりくつろげるようにしてほしい』といった意見を聞くこともある。まずは時間制限を設けずサービスを導入して、来店者の反応を見ながら今後どうするか判断していきたい」(スターバックスコーヒージャパン)としている。

 スターバックスの店舗では、NTT東日本/西日本、NTTドコモ、ソフトバンクモバイルの公衆無線LANサービスも提供店舗を順次拡充している。KDDIグループも、スターバックス店舗での公衆無線LANサービスの展開を6月に始めた。これにより、通信大手3グループの公衆無線LANサービスが、いずれもスターバックス店舗で使えるようになる。

(電子報道部 金子寛人)


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